QRコードも使った文書情報照会サービスを作ってみた件
この記事の内容は・・・
■はじめに
実は昔から文書情報管理というのは結構課題と思いつつも、課題故になかなか解決の糸口が無いという、不毛地帯のような気がしていました。
昨今、電子文書の流通と妥当性の確認も求められつつあります。そして適格請求書等の発行もありますし。
ということで、外部にも提供できる文書管理サービスとかがあるといいかもとおもいまして、作ってみました。
■すでに事例はあった!
いろいろと調べたところ・・・
すでにこのような内容で記事がありました。これはできそう。あとは、文書から手間無く発行確認をできる方法です。
■ということでできたもののサンプル
QRコードでもつけようと言うことで、できたのがこれ。
【テスト用】SIS QRコード文書照会サービス – デモサイト https://qrstamp-test.sis-hq.com/
です。
閲覧者としては sishq / test でログインしてみてください。
■中身のざっくりした解説
■ベースとなるシステム
今回のこのシステムは、WordPress本体とテーマ、とカスタマイズした子テーマ、あとは便利な各種プラグインで構成されています。特に難しい仕組みは入れていません。入れるとメンテナンスコスト上がるでしょう?
■準備
制作方針と機能を考えました。
- 文書情報等の登録とQRコード発行
- 発行確認機能としてアクセスできること
- 未登録ユーザでも確認できること
- 登録ユーザのみの表示もできこと
- いずれもパスワード保護が利用出来ること
- 承認フローとして承認状態、承認日、承認者が入れられること
- 内部管理用に備考が入ること
- その他機能の連携や利用
WordPressを普通に導入します。
次に使いやすそうなプラグインをひたすら探しました。ここが一番時間がかかった(;^ω^)。
■設定と魔改造
あとは、先の事例をもとに、Advanced Custom Fieldsで項目を設定し機能を入れていきます。
自作でテーマを作るのも良いのですが、アップデートを考えると人様の作成したテーマに乗っかるのが確実と判断し、企業向けにも良さそうなものを選定し、個テーマを作り実装しました。
ちゃんとログイン画面もアドレス含めてカスタマイズしました。
サンプルサイトに表示用文書がありますが、パスワード保護文書は引数を渡すと自動で表示できるようにしています。QRコードにこの引数を入れるとパスワードを書けても簡単に見ることが出来るようになります。
あとは、対象ユーザー以外にはアクセスできないようになりますから、取り組み先様にアカウントを発行して文書共有もできますし、それ以外の所は認証不使用+パスワード保護という運用も可能です。先の事例のように、管理者は全体を、対象ユーザ自分ののみ表示することになります。
■QRコードの発行タイミングについて
別に自動で発行されるわけではありません。文書登録は「投稿」なのですが、投稿を保存したときに「QRコード」が発行されます。つまり、下書きやレビュー待ち、または公開にすることです。作成中で未保存の場合はIDが決まらないためアクセスするためのパーマリンクがなく、QRコードが発行できません。
つまり、採番する時、発行時の仮登録の際にQRコードを自動で作ることになります。
■拡張性
機能を増やしたりは、WordPressやプラグインの利用でできますし、フィールドの追加もテーマをちょこっと弄る程度で完了します。見た目は・・・スキルによるので(;^ω^)。
■使い道はあるのか!?
作ったとしても自己証明方式ですから信頼性を気にする方もいるでしょう。でも、認めの印鑑押した文書なんてその程度ですよね? 個人法人ともに実印を使わない限りは、有印文書も自己証明程度だと思っています。だったら、これでいいじゃないかと。
あとは文書の配布・記録・発行状況の確認ができるというメリットがありますし、非公開やアクセス権設定による制御も可能です。
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?
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