grocyのインストール方法と日本語化
gorcyのインストール方法・動作方法と日本語化の方法についてご紹介致します。
インストール方法・動作方法は?
まず、grocyのインストール方法・動作方法にはどのような方法があるかを確認しましょう。
- ソースコードからのインストールする方法
- Windowsクラシックインストーラーによる方法
- Windowsデスクトップアプリによる方法
- dockerによる方法
以上のような方法があります。
Windowsクラシックインストーラー/デスクトップアプリの場合、インストーラーパッケージをダウンロードして、実行すると2クリック程度で動かすことが出来ます。
すでにDocker環境がある場合はDockerを使用するとわりと簡単に使えることがあります。
最後にですが、Webサーバーなどに設置して自宅の中・外出先からアクセスしたい場合は「ソースコードからのインストール」という方法となることが多いでしょう。ちなみに私は「ソースコードからのインストール」を行いました(;^ω^)。
grocy日本語化の方法は?
Release 2.7.0から日本語ファイルが含まれるようになりました。新規でインストール又はアップグレードの場合、利用することができます。
現在の安定版のリリースRelease 2.6.2(2020/04/03)では日本語化ファイルや説明が提供されていません。 githubのマスターブランチを利用するか、自分で日本語化するか、英語のまま使用するか、非公式ファイルを導入するしかありません。
githubのマスターブランチからgrocy-master.zipをダウンロードして、localizationディレクトリ内のjaディレクトリを取り出し、Release2.6.2のlocalizationに入れます。
当サイトでは、独自の日本語化ファイルを提供しています。ファィルは随時更新していますので、適宜ダウンロードして適用してください。
grocy日本語化poファイル20200411-002版
grocy日本語化ファイルの使い方
解凍して出来た「ja」ディレクトリと、その中に「*.po」ファイルが複数含まれています。これらを「grocy」のインストールディレクリ内にある「localization」ディレクトリにコピーしてください。
Release 2.7.0から次のように日本語環境で使うために、書き換えます。
次に、「data/config.php」(「data」ディレクトリ内のconfig.php)ファイルを適当なテキストエディタで開きます。
24行目の
Setting(‘CULTURE’, ‘en’);
を
Setting(‘CULTURE’, ‘ja’);
28行目の
Setting(‘CURRENCY’, ‘USD’);
を
Setting(‘CURRENCY’, ‘JPY‘);
にそれぞれ変更してください。後はリロードすると日本語化されていることが解ります。
実際のソースコードからのインストール方法(grocy 2.6.2対応)
では、実際にソースコードからのインストールをしてみましょう。今回は試しとして、「https://192.168.0.x/grocy-demo/」にインストールして「https://192.168.0.x/grocy-demo/public/」でアクセスできるようにします。
まずは公式サイト(grocy – ERP beyond your fridge)からリリースパッケージをダウンロードします。
「Download」ボタンを押下すると、大体28.5MB程度のZIPファイルが降ってきますので完了するまで待ちます。完了したら解凍してください。
今回の場合は、grocy2.6.2でしたので「grocy-2.6.2」ディレクトリができ、次のようなディレクトリやファイルが入っていることがわかります。
config.phpを作り書き換える
次に、解凍したディレクトリにある「config-dist.php」を「data」ディレクトリにコピーし、名前を「config.php」に変更しまする
日本語化する場合は公式のGithubからマスターブランチをダウンロードするか、当サイトから日本語化ファイルをダウンロードしておきます。解凍後、localizationディレクトリのjaフォルダに 拡張子がpoのファイル7つを入れます。
config.phpの書換場所としては日本語化する場合24行目の「en」を「ja」にします。通貨単位は28行目の「USD」を「JPY」に修正します。
45行目(Setting(‘BASE_PATH’, ”);)と50行目(Setting(‘BASE_URL’, ‘/’);)は環境に応じて書き換えます。
Setting(‘BASE_PATH’, ”);の書換
インストールディレクトに合わせます。今回のように、どこかのサブディレクトリにインストールする場合は「’/grocy-demo/public’」というふうにします。
Setting(‘BASE_URL’, ‘/’);の書換
アクセスするアドレスに合わせます。今回のように、どこかのサブディレクトリにインストールした場合は「’/grocy-demo/public’」というふうにします。
サーバー側へ転送
NASやレンタルサーバーに転送していきます。使っているPCをサーバーにする場合も同様です。
転送後は「data」ディレクトリの権限を変更します。サーバーが書き込めるようにしてください。この配下にデータベースとキャッシュファイルが格納されるようになります。
試しにアクセスしてみる
アクセスして次のように表示されたらインストールは成功です。
中に入るためにはユーザー名「admin」、パスワード「admin」と入力してください。
エラーが発生したら?
インストールしてもエラーが発生することもあります。注意点を確認しましょう。
PDOException Code 14,Line 39の場合
具体的に次のように表示されると思います。
Slim Application Error Details Type: PDOException Code: 14 Message: SQLSTATE[HY000] [14] unable to open database file File: /xxxxx/web/grocy-demo/services/DatabaseService.php Line: 39 Trace
この場合は、データベースを作成できないことが原因です。dataディレクトリにサーバーが読み書き出来る権限を与えているか確認してください。
404エラーの場合
404 Not Found The application could not run because of the following error: Details Type: Slim\Exception\HttpNotFoundException Code: 404 Message: Not found. File: /xxx/grocy/vendor/slim/slim/Slim/Middleware/RoutingMiddleware.php Line: 93
プログラムの処理引き渡し(ルーター)でエラーが発生していることがあります。Setting(‘BASE_PATH’, ”);とSetting(‘BASE_URL, ”);の書換がちゃんとされているか確認してください。あと、アクセスするURLは「https://インストールしたサーバ/grocy/」や「https://インストールしたサーバ/grocy/public/」であって、「https://インストールしたサーバ/grocy/index.php」などつけないでください。
サーバにmod_rewriteが有効になっていない場合や、使えない場合はconfig.phpの必要な箇所を書き換えてください(下記のように)。
Setting('DISABLE_URL_REWRITING', true);
一、二度設定して駄目なようなら、一回消して転送し直すのも手ですYo(・∀・)。
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?