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私の所は、プリンタが3台ほどありまして、スキャンやたまのコピーなどに活躍してくれています。印刷量はそれほど多くないのですが、いろいろと使い分けていたりします。

で、主力機はEPSON PX-M5041FでA3インクジェット複合機となっています。3年くらい前に購入しましたが、A3が印刷できるのは良いですね(・∀・)。

さて、印刷スピードやらなんやらで、カラーページプリンタで出したいときもあります。そこでBrother HL-L3230CDWを利用しますが、スキャンして、PCで印刷処理して、ページプリンタで受け取るのは狭い家ながら「シンプルにしたい!」というエンジニア根性がありまして、実現しています。

今日はそれをご紹介します。

■自動化方法の概要

 処理の自動化はほぼ、macOSに搭載されている「Automator」とシェスクリプトを利用します。込み入ったことをしなければ、それほど難しいこともありません。

流れとして、

  1. mac側からアクセスできるPDF格納フォルダを用意
  2. プリンタ・スキャナ側から、1で作った格納フォルダにスキャンデータを格納できるように設定をする
  3. Automatorでスクリプトを組む
  4. 動作確認をする!

以上!

■mac(PC)側の準備

今回は複合機からDropboxの指定フォルダにデータを格納できるようにしました。

たとえば格納先は

dropbox/XX-Epson Connect/XX-コピー用/10-出力1p

印刷が終わったものを閣のする場所は

dropbox/XX-Epson Connect/XX-コピー用/99-出力済み

というようにしました。

■PC側でフォルダの設定

スキャン機能から保存される場所を用意します。DropBoxやOneDriveなどのクラウドストレージや、イベントマネージャでPCの格納先を設定・確認しておきます。

■プリンタ側の設定

マニュアル等に従ってパソコン側からアクセスできるフォルダにPDF等が保存されるように設定します。

PX-M5041Fでは、EPSON Connectに接続して「スキャンtoクラウド機能」の「スキャン宛先リスト」に登録する場合や、スキャンtoPC機能で保存できるように設定します。

■mac(PC)側の設定

前準備が終わると、Automatorの準備と動作検証をします。

新規作成で「フォルダアクション」を選択して作り始めます。

1.フォルダアクションの指定

上の方にある「”フォルダアクション”は、次の場所に追加されたファイルやフォルダを受け取る」の横にフォルダを選択する部分があります。

私の場合「10 出力待ち1p」となりました。

つぎにアクションを組み合わせていきます。

2.アクション「指定されたFinder項目を取得」を追加します。

その枠「追加…」ボタンがありますから先ほど指定した「10 出力待ち1p」を追加しておきます。

3.アクション「フォルダの内容を取得」を追加します。

なにもすることはありません(;^ω^)。

4.シェルスクリプトの実行

今日一番難しいところです!

出力するプリンタを調べます。たとえば「Brother HL-L3230CDW series」とmacに登録されているとしたら「Brother_HL_L3230CDW_series」とスペースとハイフンはアンダーバーになります。正式な名称は「システム環境設定→プリンタとスキャナ」で使うプリンタの「プリントキューを開く…」内の「設定」を開きます。次のような画面の装置名が正式名称です。

この装置名を控えて作成をすすめます。

シェル「/bin/bash」、入力の引き渡し方法:「引数として」と指定します。

テキストボックスに次のように書きます。プリンタ装置名はそれぞれの環境に合わせます。

lpr -P "プリンタ装置名" "$@"

5.アクション「指定されたFinder項目を取得」を追加します

2と一緒です(・∀・)。

6.アクション「フォルダの内容を取得」を追加します。

3と一緒です(・∀・)。何もすることはありません。

7.アクション「Finder項目を移動」を追加します。

5-7で何をしたいかというと、印刷が終わったファイルを「出力済み」フォルダに移動させたいだけです。

ということで、適当な移動先フォルダを指定してください。

ゴミ箱に入れた場合は「Finder項目をゴミ箱に入れる」を追加します。

■動作確認その1

では、ちゃんと動くかどうかを見てきます。Automatorの上に「コマ送り」ボタンがありますので、押してみます。問題なければ、結果の横に緑の丸のチェック(✔)が入ります。エラーだと❌️が出ます。ログも同様の表示です。

これで試していって、無事に印刷され、出力済みフォルダにPDF等が移動すればOKです。

■動作確認その2

今度はAutomatorを終了し、指定フォルダにPDFを入れたり、スキャナからの連動をしてみます。印刷でき、出力済みフォルダにPDF等が移動すればOKです。

■応用方法

■2枚コピーや4枚コピーをする方法

実は明確な方法はありません。できる手段として、格納場所を分けてAutomatorを実行します。私は「10 出力待ち2p」とか「10 出力待ち4p」のフォルダを作成し、それぞれAutomatorのフォルダアクションを指定します。注意するべき点は、シェルスクリプトの書き方です。

lpr -P "プリンタ装置名" "$@"

と書いていましたが、

lpr -#2 -P "プリンタ装置名" "$@"

のように -#数値 で枚数を指定します。

■出力するプリンタを分ける方法

前述と同じです(;^ω^)。(lprコマンドで)Macから出力できるプリンタには基本的に印刷できるのでリモートプリンタなどにも送ることができます。

■結局は・・・!?

あくまで個人向けで同時印刷や印刷競合が無いことを前提に作っています。実際の運用にあわせて活用してください。シェルスクリプトは奥が深いですから、使えばかなり高度なことができます。でも、上に挙げたようなシンプルなコマンド実行もできます。lprコマンドも高機能です。調べるといろいろできますから、用途に応じて活用してみてはいかがでしょうか?

というように、基本的な設定は一緒。シェルスクリプトの部分だけがちょっと違うだけでいろんな応用が可能です。

ファイルサーバに送ったり、何かのシステムに登録したりと連携も可能ですし、FAX直接送信もできます。

それでは(・ω・)

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しげっち法師さんPC等私の所は、プリンタが3台ほどありまして、スキャンやたまのコピーなどに活躍してくれています。印刷量はそれほど多くないのですが、いろいろと使い分けていたりします。 で、主力機はEPSON PX-M5041FでA3インクジェット複合機となっています。3年くらい前に購入しましたが、A3が印刷できるのは良いですね(・∀・)。 さて、印刷スピードやらなんやらで、カラーページプリンタで出したいときもあります。そこでBrother HL-L3230CDWを利用しますが、スキャンして、PCで印刷処理して、ページプリンタで受け取るのは狭い家ながら「シンプルにしたい!」というエンジニア根性がありまして、実現しています。 今日はそれをご紹介します。 ■自動化方法の概要  処理の自動化はほぼ、macOSに搭載されている「Automator」とシェスクリプトを利用します。込み入ったことをしなければ、それほど難しいこともありません。 流れとして、 mac側からアクセスできるPDF格納フォルダを用意プリンタ・スキャナ側から、1で作った格納フォルダにスキャンデータを格納できるように設定をするAutomatorでスクリプトを組む動作確認をする! 以上! ■mac(PC)側の準備 今回は複合機からDropboxの指定フォルダにデータを格納できるようにしました。 たとえば格納先は dropbox/XX-Epson Connect/XX-コピー用/10-出力1p 印刷が終わったものを閣のする場所は dropbox/XX-Epson Connect/XX-コピー用/99-出力済み というようにしました。 ■PC側でフォルダの設定 スキャン機能から保存される場所を用意します。DropBoxやOneDriveなどのクラウドストレージや、イベントマネージャでPCの格納先を設定・確認しておきます。 ■プリンタ側の設定 マニュアル等に従ってパソコン側からアクセスできるフォルダにPDF等が保存されるように設定します。 PX-M5041Fでは、EPSON Connectに接続して「スキャンtoクラウド機能」の「スキャン宛先リスト」に登録する場合や、スキャンtoPC機能で保存できるように設定します。 ■mac(PC)側の設定 前準備が終わると、Automatorの準備と動作検証をします。 新規作成で「フォルダアクション」を選択して作り始めます。 1.フォルダアクションの指定 上の方にある「'フォルダアクション'は、次の場所に追加されたファイルやフォルダを受け取る」の横にフォルダを選択する部分があります。 私の場合「10 出力待ち1p」となりました。 つぎにアクションを組み合わせていきます。 2.アクション「指定されたFinder項目を取得」を追加します。 その枠「追加...」ボタンがありますから先ほど指定した「10 出力待ち1p」を追加しておきます。 3.アクション「フォルダの内容を取得」を追加します。 なにもすることはありません(;^ω^)。 4.シェルスクリプトの実行 今日一番難しいところです! 出力するプリンタを調べます。たとえば「Brother HL-L3230CDW series」とmacに登録されているとしたら「Brother_HL_L3230CDW_series」とスペースとハイフンはアンダーバーになります。正式な名称は「システム環境設定→プリンタとスキャナ」で使うプリンタの「プリントキューを開く...」内の「設定」を開きます。次のような画面の装置名が正式名称です。 この装置名を控えて作成をすすめます。 シェル「/bin/bash」、入力の引き渡し方法:「引数として」と指定します。 テキストボックスに次のように書きます。プリンタ装置名はそれぞれの環境に合わせます。 lpr -P 'プリンタ装置名' '$@' 5.アクション「指定されたFinder項目を取得」を追加します 2と一緒です(・∀・)。 6.アクション「フォルダの内容を取得」を追加します。 3と一緒です(・∀・)。何もすることはありません。 7.アクション「Finder項目を移動」を追加します。 5-7で何をしたいかというと、印刷が終わったファイルを「出力済み」フォルダに移動させたいだけです。 ということで、適当な移動先フォルダを指定してください。 ゴミ箱に入れた場合は「Finder項目をゴミ箱に入れる」を追加します。 ■動作確認その1 では、ちゃんと動くかどうかを見てきます。Automatorの上に「コマ送り」ボタンがありますので、押してみます。問題なければ、結果の横に緑の丸のチェック(✔)が入ります。エラーだと❌️が出ます。ログも同様の表示です。 これで試していって、無事に印刷され、出力済みフォルダにPDF等が移動すればOKです。 ■動作確認その2 今度はAutomatorを終了し、指定フォルダにPDFを入れたり、スキャナからの連動をしてみます。印刷でき、出力済みフォルダにPDF等が移動すればOKです。 ■応用方法 ■2枚コピーや4枚コピーをする方法 実は明確な方法はありません。できる手段として、格納場所を分けてAutomatorを実行します。私は「10 出力待ち2p」とか「10 出力待ち4p」のフォルダを作成し、それぞれAutomatorのフォルダアクションを指定します。注意するべき点は、シェルスクリプトの書き方です。 lpr -P 'プリンタ装置名' '$@' と書いていましたが、 lpr -#2 -P 'プリンタ装置名' '$@' のように -#数値 で枚数を指定します。 ■出力するプリンタを分ける方法 前述と同じです(;^ω^)。(lprコマンドで)Macから出力できるプリンタには基本的に印刷できるのでリモートプリンタなどにも送ることができます。 ■結局は・・・!? あくまで個人向けで同時印刷や印刷競合が無いことを前提に作っています。実際の運用にあわせて活用してください。シェルスクリプトは奥が深いですから、使えばかなり高度なことができます。でも、上に挙げたようなシンプルなコマンド実行もできます。lprコマンドも高機能です。調べるといろいろできますから、用途に応じて活用してみてはいかがでしょうか? というように、基本的な設定は一緒。シェルスクリプトの部分だけがちょっと違うだけでいろんな応用が可能です。 ファイルサーバに送ったり、何かのシステムに登録したりと連携も可能ですし、FAX直接送信もできます。 それでは(・ω・)ICT、文房具、ライフハックをすべての人に。