Microsoft Teams 無料版で管理者を追加したりする方法を検証してみた(・∀・)
チームコラボレーションツールとして徐々に地位を高めつつある「Microsoft Teams」。個人的には、有料テナント(通常のTeams)と無料版のテナントを2つ使っています。
しかしながら、Microsoft Teams無料版にはいくつか制限があります。その中で「ユーザーとアプリを管理するための管理ツール」が使えないというものがあります。
実はこれは不便で、管理人の追加や削除・変更などが有る場合、どのようにするべきかという問題が発生してしまいますし、共用アカウントはセキュリティ的にも好ましくありません。
ということで、管理人を任免する方法を探してみました(・∀・)。
ちなみに、私はADについて詳しくないので間違っていたらごめんなさい🙇。
■Microsoft Teams free(無料版)をセットアップする
使いたい組織のMicrosoft Teams 無料版をセットアップしましょう。既に導入済みの場合は不要ですね(;^ω^)。

ちなみに、管理者が2つ既にあるのは以前にできるかどうか試したからです。今回成功したら全てのアカウントが管理者になりますw。
■管理者権限にする方法
■Aちょっと面倒な方法(Azure Active Directoryで設定)
Microsoft Azure Active Directoryポータルへログインする
先に操作する管理者アカウントで「Microsoft Azure Active Directoryポータルへログイン」します。
操作するディレクトリに間違いないことを確認しましょう。
ユーザーを確認する
左側の操作メニューから「ユーザー」を選択します。ここで「ゲスト」ユーザーの場合は面倒なことになるのでMemberユーザーにのみ操作します。「ゲスト」ユーザーには、各種権限が出せなかったり、操作できないものも多かったりするのです。

グループを操作する

では、グループを操作します。このグループが「Teams」に関係づけられています。

はい、見てみるとメンバー3ユーザー、所有者は2となっています。この数字、どこかで見ましたよね?

ということで所有者を追加します。メニューの「+所有者の追加」ボタンを押すと右側にメニューが表示されます。

こんな感じ。消していますが、メンバーリストが表示されます。新しく、管理者にしたいメンバーを選択します。

こんな感じ(・∀・)。

はい、所有者が3名になりました。
権限の付与をしよう
グループの所有者となっただけではチームの管理者になれないようです。ということで、全体の管理者設定等を付与します。

「ユーザー」の操作メニューから「割り当てられたロール」を選択すると、何も無いことが解ります。ここで、管理者の初期アカウントのロールを見ると「グローバル管理者(Office365でいう「全体管理者」)」が割り当てられていました。
ということで、新規に管理者にするアカウントにもグローバル管理者を割り当てます。

このようにロールがたくさんあります・・・。見ていくと・・・。

ありました!ということでコレをアサインします。Teamsの管理権限については「Teamsサービス管理者」というものもあります。
■比較的簡単な方法 Microsoft 365管理ツールを使う
管理者メールアドレスをちゃんと取得するとMicrosoft 365管理ツールに入ることも可能です。ここでもある程度の操作ができるので、もしかしたらそっちの方が楽かもしれません。
管理者メールアドレスとパスワードの設定をする
「無料版の Teams の組織を削除する – Office サポート」の2と3を参考に管理者メールアドレスとパスワードを取得設定を行います。
Microsoft 365管理センターを操作する
先ほど取得したメールアドレスとパスワードを使い、「Microsoft 365 管理センター」に移動します。ここには、Microsoftアカウントではアクセスできません。職場組織や学校のアカウントで無ければなりません。
ユーザーの設定
まず、ユーザーを見てみましょう。アクティブなユーザーの中に管理者昇格対象のユーザーがいるはずです。表示名をクリックすると各種情報を操作できます。
アカウント内の「役割」を全体管理者にします。
同グループに所属できる場合はここで設定します。エラーで反映されない場合は次の「グループの設定」をします。
グループの設定
左のメニューの「グループ」で所属させたいグループをクリックします。一覧が出てきますので、グループ名をクリックしましょう。
同メンバーの部分で所有者に参加していない場合は、「すべての所有者の表示と管理」をクリックして管理権限を与えるユーザーを追加します。
■放置する
詳しく理解していないのですが、このAzure Active Directory(AD)の変更反映に時間がかかります。最大24時間くらい。
最初試したときは30分~1時間程度で管理者昇格できたのですが、今回は3時間しても昇格しませんでした。
ということで、朝まで待つことにしました(;^ω^)。
■結果!

Microsoft Teams free (無料版)で管理者が3ユーザー存在するテナントを作ることが出来ました(;^ω^)。
いずれの方法でも可能でした!
話の上では、この作業の逆をすると管理権限をリボーク(取り去る)ことも可能です。

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