CentOS7でrootのメールを転送設定したい。(GmailのSMTPサーバを使う)
エンジニアのたしなみ、グラス片手にサーバ構築ですよ(・∀・)。
さて、昨日はボジョレー・ヌーボー解禁日でしたね。
というわけで、
今宵は、ボジョレー・ヌーボーとカマンベールチーズと茎わかめ(三陸産)と共に
( ^_^)/□☆□\(^_^ )。
サーバのインストールが終了すると、いろいろと設定することになります。
cron jobの結果とか、ログイン失敗の重要なメールはrootに届きますが、それはいつも使っているメールアドレスで確認するのが楽かな・・・と思います。
というわけで、rootのメールの転送設定をしていきます。
転送はGMail経由、転送先アドレスは別のGMailアドレスにします。
1.Postfixの設定をしよう
まずはPostfixの設定ファイルを編集します。
# vi /etc/postfix/main.cf
の中に「relayhost」の項目があります。
relayhost = [smtp.gmail.com]:587
とします。[]は付けましょう。
続いて、最終行に次の項目を記載します。
smtp_sasl_auth_enable=yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/authinfo
smtp_sasl_security_options =
smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = login
smtp_tls_eccert_file =
smtp_tls_eckey_file =
smtp_use_tls = yes
smtp_enforce_tls = no
smtp_tls_CAfile = /etc/pki/tls/certs/ca-bundle.crt
smtpd_tls_received_header = yes
tls_random_source = dev:/dev/urandom
認証情報を作ります。
# vi /etc/postfix/authinfo
をコマンドプロンプトから叩き、送信元のGmailのユーザ名とパスワードを記述します(2行に見えますが1行に記述します)。
[smtp.gmail.com]:587 username@gmail.com:user_password
パスワードがそのまま保存されていますのでroot以外は読み書きできないように設定します。
# chmod 600 /etc/postfix/authinfo
ファイルをhash形式に変換します。
# postmap /etc/postfix/authinfo
これで/etc/postfix/authinfo.dbファイルが出来上がります。
Postfixの設定を反映させるために、再起動します。
# systemctl reload postfix
これでPostfixの設定が完了します。
2.rootのメール転送設定をしよう
では、rootのメール転送設定をします。
# sed –i ’^root:/d’ etc/aliases
# echo”root: receive_user@gmail.com”>> /etc/aliases
# newaliases
これで完了します。receive_user@gmail.comは転送先アドレスになります。
3.GMailのセキュリティの設定をしよう
この設定のままでは現在(2015年11月1日)では送信できません。「セキュリティの低いクライアントからのアクセスはだめぽ」と怒られてしまいます。
したがって、これを許可するようにGMail側の設定を変えます。送信元アカウントでログインして「ログインとセキュリティhttps://myaccount.google.com/intro/security#connectedapps」を開きます。下の方に、「安全性の低いアプリの許可」というものがありますので「許可」に変更します。
これで準備が完了します。
4.送信テストをしよう
最後に送信テストを行います。
# echo test|mail root
と入力してメールが転送されることを確認します。転送されない場合は、「/var/log/maillog」の情報をもとに設定を見直します。迷惑メールフォルダなども確認するようにしましょう。
【参考URI】
- Postfix: Gmail経由でメールを送信する – INOLOG Ver.2.1
- OP25B(Outbound Port 25 Blocking)対策 – CentOSで自宅サーバー構築
- CentOS7初期設定 – CentOSで自宅サーバー構築
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