FreePBXの設定(外線-050plus編)。

わりとユーザーの多いNTTコミュニケーションズの050plusです。OCNモバイルone契約で半額になるので、メリットありの方も多いのかも!? 基本はSmarTalkと一緒なのでスクリーンショットは省略します。
この記事の内容は・・・
■Setting Information – 設定情報
設定する前に、ID/パスワード類が必要となります。これらが不明な場合は把握しておきましょう。
050plusは特殊で、必要なデータを何らかの方法で抜き出す必要があります。それが次のようなHTMLだそうです。
<html>
<form method="post" action="<https://start.050plus.com/sFMCWeb/other/InitSet.aspx>">
<input type="hidden" name="ifVer" value="6.0"/>
<input type="hidden" name="apVer" value="2.0.4"/>
<input type="hidden" name="buildOS" value="IOS"/>
<input type="hidden" name="buildVer" value="5.1"/>
<input type="hidden" name="buildModel" value="Android"/>
<input type="hidden" name="earlyStFlg" value="0"/>
<p><input type="text" name="no050" value=""/>
<p><input type="text" name="pw050" value=""/>
<P><input type="submit" value="送信" />
</form>
</html>
それらの方法で取得した、戻り値のXMLは次のようになります。
<replyInfo>
<script/>
<resultInfo>
<resCd>N0000</resCd>
<resMsg>正常に終了しました</resMsg>
<errCd/>
</resultInfo>
<resultEarlySt>
<sipID>ID</sipID>
<sipPwd>PASS</sipPwd>
<tranGwInfo>
<tranGwAd>kar2-f2fcp.050plus.com</tranGwAd>
<payTranGwPNm>443</payTranGwPNm>
<freeTranGwPNm>5075</freeTranGwPNm>
<nicNm>nicNm</nicNm>
<pingTm>600</pingTm>
<pongTm>120</pongTm>
</tranGwInfo>
<ticketInfo>
<ticketEx/>
</ticketInfo>
<chargPlan>02</chargPlan>
<frdCd>frdCd</frdCd>
<rNo050>TelNo</rNo050>
<rDistingId>rDistingId</rDistingId>
</resultEarlySt>
</replyInfo>
この中で使う要素は、sipID、sipPwd、tranGwAd、payTranGwPNm、nicNmです。
■Settign – 設定
■Trunk – トランク
SIPトランクを選んで作成します。
→General タブ
トランク名:一意。わかりやすく。いろいろ考えると英数字が望ましい。
→ダイヤル番号の操作ルール タブ
今回は特番発信は行わないので、11桁と10桁さえ認識できれば良い。
11桁コード 0Z0XXXXXXXX
10桁コード 0XXXXXXXXX
とした。
→sip設定 タブ
トランク設定の難所。
Outgoing:
トランク名:一意。わかりやすく。いろいろ考えると英数字が望ましい。
ビア詳細:接続に必要な情報
type=friend
context=from-trunk
secret=sipPwd
defaultuser=sipID
fromuser=nicNm
host=kar2-f2fcp.050plus.com
outboundproxy=tls://kar2-f2fcp.050plus.com:443
port=5075
fromdomain=050plus.com
insecure=invite,port
canreinvite=no
disallow=all
allow=g729&ulaw
transport=tls
encryption=yes
nat=force_rport,comedia
tlsenable=yes
tlscipher=ALL
tlsclientmethod=tlsv1
tlsdontverifyserver=yes
ここで、outboundproxyは、「tlsから:443」まで必要です。コーデック(codec)はg729は必須。tls関係も必須。つまり、全部必要な模様。
インバウンド:
ユーザーコンテキスト:一意。わかりやすく。いろいろ考えると英数字が望ましい。
ユーザー詳細:接続に必要な情報
type=user
context=from-trunk
disallow=all
allow=g729
insecure=port,invite
canreinvite=no
;dtmfmode=rfc2833
nat=yes
faxdetect=yes
レジスト文字列:必須
tls://nicNm:sipPwd:sipID@kar2-f2fcp.050plus.com:443
これもtlsから443まで必要です!
■OutBound – アウトバウンド
トランクの設定が終わって、アウトバウンドです。外線発信のためですね。
→経路設定 タブ
経路名一意。わかりやすく。いろいろ考えると英数字が望ましい。
一致したルートのトランクシーケンス:1つしか設定していない場合は、当然ながら1つしか選択できない。複数ある場合は複数選択できる。
→Dial Patterns タブ
トランクのダイヤル番号の操作ルールと同じ設定。
→Notifications タブ
パターンに一致した場合か、通話が成功した場合に通知をするかどうかの設定。
→詳細設定 タブ
通話録音に関する設定。
■InBound – インバウンド
→General タブ
説明:一意。わかりやすく。いろいろ考えると英数字が望ましい。
ダイヤルイン番号:
宛先をセット:内線や機能などを宛先としてセット可能。
→高度な設定 タブ
特に何もしない。
→プライバシー タブ
発信IDが無い場合、つまり非通知の場合の設定。
→Fax タブ
FAX受信のための設定。050plusでは送受信不可能。
→Other タブ
通話録音:録音するかどうか。強制をすると全ての通話をシステムで録音可能に。
CID検索ソース:発信番号を検索するためのソース情報。
言語:日本語。
■Test – 接続テスト
■確認
以上までの設定で問題が無ければ、正常に発信できるようになります。
Asterisk CLIで、各種コマンドを叩いて調べることが出来ますから試験しましょう。受発信はその後で(;^ω^)。
# asterisk -rvvv
> sip show registry
> sip show peers
で、必要な登録があることを確認します。なければ設定がミスっているので修正します。
■受発信
以上まで整ったら、ソフトフォンまたはIP 電話機から自分のスマホや自宅に電話を掛けてみましょう。無事に繋がれば成功です。次は逆に着信確認をします。
ここで注意したいのは着信音が鳴ったからといって終わりではなく、電話の声が双方聞こえることを確認しておくことです。

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